レポートホンの極み

「レポートホンの極み」は、ケータイ・スマホにマイクとイヤホンを接続するための実用性を極めた装置です。
ラジオ放送局で、番組のコーナーで電話レポートを行うとき、出かけた先で用いる装置です。

ラジオ番組において電話レポートは重要なコンテンツです。
特にお店・会社を訪問して直接、宣伝していただくインタビューはたいへん喜ばれます。「レポートホンの極み」を導入していただくと、内線電話・ケータイ・スマホに「レポートホンの極み」を接続し、手軽・確実に電話レポートが行えます。
電話機あるいはケータイ・スマホにマイクとイヤホンをつなげる方式で、使い勝手良い機能を盛りこみました。

電話レポートするのに関わるすべての機能に十分な実用性があり、電話レポート装置のオンリーワンであると思っています。
電話レポート装置購入をご検討中の方に自信をもってオススメします!


コラム:スマホのVoLTE通話を用いれば、7KHz伝送できるようになりました

※VoLTE通話についての情報は携帯キャリア各社のHPでご確認ください。

スマホに「レポートホンの極み」を接続し、VoLTE通話をすることで、7KHz伝送ができるようになりました。
出先については特に追加の装置は不要で、通常のケータイ通話と同じものだけで実現できます。

テレホンハイブリッド装置について

受け側(スタジオ側)には、VoLTE通話できるテレホンハイブリッド装置が必要です。たとえば写真のようなRFデザイン株式会社様のRFTH-1000などがあります。

当社ではこういった装置を代用する簡易的な装置をご用意しています。VoLTE通話できるスマホをスタジオミキサー(音声卓)の場所に用意していただき、そのスマホを音声卓に接続できるようにするトランスボックスです。こちらはあくまで簡易な装置であり、実際に音声卓と接続するには以下のような制約があります。

 ・本装置の入出力信号レベルは入出力とも-20dBm固定になります。
・音声卓のある場所に電波が届かない場合、あるいは電波が弱い場合は通話できません。

RFTH-1000
RFTH-1000
スマホと音声卓を接続する簡易装置
スマホと音声卓を接続する簡易装置


「レポートホンの極み」の特徴

  • どんな電話機にもつなげられます。
  • レポーターさん1人で操作できます。
  • レポーターさんにベストな喋りやすさを提供します。
  • 訪問先の方の声が小さいという失礼がありません。
  • 音質が良いです。「これくらい聞きやすければ電話でいいじゃないか」という評価をいただいています。
  • 実用性を重視して設計されています。
スマートホンや内線電話に繋げられます。
スマートホンや内線電話に繋げられます。

1. 電話機・ケータイ・スマホに直接話すより聞きやすい音質です

  • 電話を使う限り電話の音質であることは避けられませんが「レポートホンの極み」は「電話くさい音質」を改善する独自回路を搭載しています。
  • 「レポートホンの極み」はマイク音量を聴きやすい音量に自動調整します。一定の音量で聴きやすいと電話音質であることが大きな欠点になりません。「これくらい聞き易ければ電話でいいじゃないか」という評価になります。
  • 他社類似製品にある「小さい声はシャワシャワいう」「大きな声は歪む」ということがありません。「レポートホンの極み」はマイク音量を、ケータイ・スマホに適した音量に自動調整します。

2. マイクを2本つなげられます

レポートホンの極み 入力部分のアップ写真1
入力部分のアップ写真(ダイナミックマイク2本版)
レポートホンの極み 入力部分のアップ写真1
入力部分のアップ写真(XLR + 3.5Φ版)
  • 訪問先の方にもマイクを持ってもらえば、スタジオとの会話もスムーズに行くことは明らかです。
  • レポーターさんより、訪問先の方のほうが声が小さい場合が多いですが、同じ音量に自動調整します。訪問先の方の声が聞きづらい、という失礼がありません。
  • マイク音量はマイク1本ごとに自動調整します。マイクレベルを手動で調整する必要がありません。
  • この機能により技術スタッフが同行することなく、レポーターさん1人でインタビューができます。
  • PC用マイクを使えるタイプもあります。PC用マイクが使えるので手軽です。
  • 他社類似製品にある「マイクの音にエコーがかかる」現象はありません。本機は十分に検討して設計しました。

3. スタジオから音が送られているかランプで確認できます

  • ランプは「マイク1、電池低、スタジオの音、電源、マイク2」の順に並んでいます。
  • 「マイク1,2」ランプはマイク1,2に音声があるときに点灯します。マイクが正常か分かります。
  • 「スタジオの音」ランプは、スタジオから音が送られているときに点灯します。スタジオのミスで音が送られていないことを知ることができます。実用性重視です。
  • 「電池低」は電池電圧が低下したときに点灯します。「電池低」ランプが点いても、しばらく動作します。レポートの間に電池低ランプが点いても終わるまで動作します。
  • エネループなど、充電電池も使えます。過放電になる手前で「電池低」が点くよう設定してあります。
ランプの写真
ランプの写真

4. イヤホンを3本つなげられます

  • レポーターさん用、インタビューする相手用、もう1人の相手用にイヤホンを3本接続することができます。
  • インタビューする相手も、スタジオのおしゃべり、流れている音楽を聞くことができるので、インタビューがスムーズにできます。
  • 「レポートホンの極み」のイヤホン端子は出力に余裕を持たせ、十分な音量があります。レポーターさんが満足できる音量があります。実用性重視です。
  • モノラルイアホン仕様のご希望にも即応します。

5. レポーターさんにベストな喋りやすさを提供します

  • レポーターさんが気持ちよくイヤホンモニタできることは、良いレポートができる第一歩です。実用性重視です。
  • レポーターさんは自分の声が自分のイヤホンから聞こえる実感がないと喋れません。スタジオの音のモニタ(受話)の約3倍の音量で自分の声がイヤホンから聞こえないと、自分の声が聞こえている実感がないようです。これは当社ノウハウです。
  • スタジオの音と自分の声、各々ボリュームで調整できます。レポーターさんが満足できるミックス具合にできます。ボリュームの名前を「スタジオの音」「自分の声」と、直感で分かるようにしました。実用性重視です。

6. 内線電話にもつなげられます

  • 「レポートホンの極み」は有線電話あるいは内線電話でも接続できるユニークな機能があります。訪問先で内線電話をお借りすれば、奥まった場所で電波が弱くてもレポートできます。
  • ケータイ・スマホはどこでもレポートができて便利ですが、「現場に着いたけど電波がない」「始めたけど途切れ途切れになる」といったトラブルが起こることもあります。内線電話への接続はこのようなときに役に立ちます。  

<内線電話への接続方法>

  1. 受話器のカールコードがつながっているモジュラコネクタを外します。精密ドライバを、コネクタの上のツメを押し下げるように差し込むと、カールコードがスルッと外れます。
  2. 外したカールコードを専用ケーブルと接続します。接続完了です。
  3. 電話機を通常通り操作して発信します。通話は「極み」で行います。
受話器のモジュラに精密ドライバを差し込んでいる写真
受話器のモジュラに精密ドライバを差し込んでいる写真
カールコードと極みケーブルをつないだ写真
カールコードと極みケーブルをつないだ写真

7.「レポートホンの極み」はほとんどのケータイ・スマホにつなげられます。

  • ケータイ・スマホのイヤホンマイク端子に接続します。ご注文時に別売り専用ケーブルの種類をご指定ください。
  • [New] Lightningコネクタ対応ケーブルもございます。

8. ケータイ・スマホに合わせた感度調整ができます

  • 電話機・ケータイの感度の違いに対応する機能があります。電源スイッチをさらに左に回すと、電話機に送リ込む音量を全体的に「小・中・大」に調整します。
  • スタジオに電話をつなぎ、はじめに「中」で喋って歪むようでしたら「小」にしてください。汎用性を考慮しました。

9. 電源は「単3電池(アルカリ)6本」です

  • 乾電池を使うことにしたのは、どこでも買えるからです。内蔵電池では、もし充電を忘れるとレポートできません。実用性重視です。
  • ACアダプタも使えます。DC6V 1200mA 外径5.5Φセンターピン2.1Φプラスのものを使います。別売りでご用意しています。ただし、ACアダプタの使用はできるだけ避けてください。特に固定電話・内線電話につないでACアダプタを使うとノイズが乗る場合があります。

10.「ダイナミックとPCマイクタイプ」のみ、「接続テスト」モードがあります

  • 「接続テスト」モードは、電源スイッチの「小・中・大」の次にあります。
  • この位置にするとスタジオに、マイクに代わってオルゴール音が送られます。
  • 「接続テスト」モードでオルゴール音を送りっぱなしにし、アプリ設定の手助けにしてください。

※恐れ入りますが「skypeアプリを使うと通話できない」などのご質問にお答えするスキルを持ち合わせていません。

仕様

  • 大きさ:幅 13cm 縦 18cm 高さ 6cm(突起部含まず)
  • 重さ:1kg

価格

  • 本体(ダイナミックマイク2本タイプ、ダイナミックとPCマイクタイプとも):103,000円(税別)
  • 接続ケーブル(カールコード用、PHS用、ガラケー用、FOMA用、au用、Xperia用、マイクロUSB用、スマホ・iPhone用、初期のiPhone用)各1本:1,700円(税別)、[New]Lightning用:3,500円(税別)
  • 肩掛けベルト(注文時オプション):3,000円(税別)
  • ACアダプタ:2,000円(税別)

連絡先

レポートホンの極み屋 吉田/yoshida8アットマークm.ieice.org

「レポートホンの極み屋」は個人開発屋です。
某放送局で技術を担当した経験から、局で使う小物機材を自作しています。
お問合わせはこちらからどうぞ!

「レポートホンの極み」は登録商標第5032518号で登録済です。



2016年に開発した「サザエラジオ」が評判になりましました。
YouTube動画に少し映っています。「サザエラジオ」で某放送局公式動画を探してみてください。